「あんぱん」今田美桜と中島歩が演じた夫婦の別れが胸を打つ”サラバ涙”

あんぱんで今田美桜さんが演じる“のぶ”が、夫・次郎(中島歩さん)を静かに見送る姿に、

多くの視聴者が涙を流したのではないでしょうか。

私は大泣きしました^^;

 2025年6月24日に放送された第62回「サラバ 涙」は、大切な夫との別れを描いた回でした。

派手な演出や劇的なセリフではなく

ただそっと手を添えて、静かに時が流れていく――

そんな“夫婦の最後の時間”が、美しく丁寧に描かれていました。

戦時下という厳しい時代にあって

のぶにとって次郎は、心のよりどころであり、ささやかな幸せそのものでした。

キトクの知らせを受け、「次郎さん!」と叫びながら駆けつけ夫のもとへ向かう。

そして次郎の手をしっかり握りしめて何度も「次郎さん」と…。

苦しそうにしながらも最後の力を振り絞って、

次郎はのぶに何かを伝えようとするものの言葉にはならず、

そのまま静かに息を引き取りました。

何度も名前を呼びながら必死に想いを届けようとする次郎の姿に、

深い愛情と別れの辛さがにじみ出ており、心を強く揺さぶられた人も多いのではないでしょうか。

今田美桜さんの繊細な演技は、表情や声のトーン、沈黙の間から、のぶの心の揺れを伝えてくれました。

中島歩さんが演じた次郎もまた、言葉以上に存在そのものが温かく、

二人が紡いできた時間の尊さが画面越しにも伝わってきます。

本記事では、この「サラバ 涙」の回を振り返りながら、

のぶと次郎が分かち合ってきた絆、

そして今田美桜さんの演技がなぜ人の心に残るのかを丁寧にひもといていきたいと思います。

あんぱん 今田美桜が演じる“のぶ”が迎えた別れの瞬間|第13週・第62回「サラバ 涙」

2025年6月24日に放送された『あんぱん』第62回「サラバ 涙」では

のぶ(今田美桜)にとって忘れられない瞬間が描かれました。

病院に届いた「次郎さんの容体が急変した」との知らせに

のぶは驚きと不安を抱えながら駆けつけます。

「次郎さん!」と声をあげながら病室へ走る彼女の姿は

それだけでふたりの絆の深さを物語っていました。

ベッドに横たわる夫・次郎(中島歩)は苦しそうな表情を浮かべながらも

のぶの存在を感じ取っているようでした。

のぶはそっと手を握りしめ、何度も「次郎さん」と呼びかけます。

涙をこらえる間もなく、ただひたすらに想いを伝えようとする彼女の姿には

言葉では言い表せない切なさがありました。

次郎は何かを伝えようと唇を動かしますが、声にはならず、そのまま静かに息を引き取ります。

派手な演出や大きな言葉は何ひとつないのに、
その場面には確かな愛を感じ取ったのは私だけでしょうか。

何だろう――
次郎が息を引き取る場面が、とても優しくて

ふたりの強い絆がにじみ出た時間だったように思います。

短い夫婦生活だったかもしれませんが

のぶにとって次郎は、戦時下という不安な時代を生き抜くうえでの支えであり

心の拠りどころでした。

その大切な人との別れが、この第62回で丁寧に描かれていたと感じました。

あんぱん 今田美桜が見せた“静かな涙”と演技力のすごさ

『あんぱん』第62回の放送で、のぶ(今田美桜)は夫・次郎の最期を見届けました。

病室で手を握り、何度も「次郎さん」と呼びかけながら、涙を流す姿――

その演技に、心を打たれた視聴者も多かったのではないでしょうか。

今田美桜さんのすごさは、

声を荒げたり、大声で泣き叫ぶことなく、“静かな涙”だけで感情を伝えていたところ。

表情ひとつ、まなざしひとつに

のぶの深い愛情や戸惑い、そして別れの悲しみがにじんでいました。

何かを言おうとして言えない次郎に向けて、ただ手を握りしめ

「次郎さん」と何度も呼ぶ――

その声は震えながらも、どこか静かでやさしくて、

見ているこちらまで涙がこぼれてしまいました。

SNSでは、特に「切なすぎる」

「写真から愛が伝わる」

という声もあるようで、今田美桜さんの繊細な表現が改めて注目されているようです。

彼女は、爆発的な感情ではなく、“じんわりと滲む”演技力で、のぶの強さと脆さを同時に表現していました。

この控えめで奥行きのある演技が、多くの視聴者の心に残ったのではないでしょうか。

のぶは、強そうに見えても実は強いわけではないのかも…。

むしろ、心の奥には不安も寂しさもいっぱい抱えている。

でも、そんな彼女が「涙をこらえよう」とするその姿こそ、強さそのものだった気がします。

感情を爆発させるのではなく、じんわりと滲ませていくような演技。

その静けさの中に、言葉よりも多くのものが詰まっていた――

だからこそ、この別れのシーンが、視聴者の心に深く残ったのかもしれません。

あんぱん 中島歩が演じた次郎という存在の意味

中島歩さんが演じる次郎は、商船学校出身の一等機関士であり、

のぶ(今田美桜)にとって「心の支え」とも言える存在でした。

中島さんはインタビューで、

「次郎は“いいことしか言わない”ので、胡散臭くならないように、細かい芝居で“真心”を伝えようと努めました」

と語っています。

彼はセリフだけで繋がる関係ではなく

呼び名を「のぶさん」から「のぶ」に変えるなど

些細な日常のなかに夫婦の温かさや距離感を演出しており

「二人の日常を細かい芝居で表現したい」と話していました

また、のぶと出会って間もないにも関わらず信頼関係を築き上げる難しさについても、

「心が通い合う瞬間がないと説得力がない」と気づき

演出家からの助言や「セリフの意味を意識したリアクション」を大切にしたそうです

さらに、中島さんは前作『花子とアン』での演技への反省をトラウマとして語っており、

今回を「朝ドラ11年ぶりの舞台」として、慎重に準備を重ねたと語っています。

過去のトラウマを乗り越え

「真心芝居」を胸に挑んだ彼の姿勢は、のぶに寄り添う次郎の“誠実さ”そのものです

こうした中島さんの努力の積み重ねが、言葉では語り尽くせない優しさと安心感をのぶにもたらしました。

次郎は戦時下という激動の時代にあって、のぶがほんの少しだけ“息をつける場所”でもあったのです。

「これからも、彼女を勇気づけないといけない」という中島さんの決意

のぶとの時間の重みを作品全体に通わせており

“言葉でなく在り方で伝える愛”がどう描かれていたのかを際立たせていました。

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あんぱん 今田美桜と中島歩が描いた夫婦の絆

『あんぱん』で描かれた、のぶと次郎の夫婦の絆は、とても静かでやさしいものでした。

お見合いでの出会いから結婚、そして別れまで──劇的な展開ではなく、

ひとつひとつの場面に想いが込められていて

観る側の心にそっと寄り添うような関係性が描かれていたように思います。

次郎は、言葉数の多いタイプではなく、どこか不器用な印象もありました。

でも、その沈黙の中に、のぶを見つめるやさしいまなざしがあって…。

のぶもまた、誰かに頼ることが苦手で、何でも抱え込んでしまうような人。

そんなふたりが、少しずつ距離を縮め、思い合いながら過ごしていた日々は、

当たり前のようでいて、奇跡のような時間だったのかもしれません

印象的だったのは、フィルムを現像して、のぶが笑顔を浮かべるシーン。

あのときののぶは、もう「悲しみ」だけではなく、

「ちゃんと次郎との記憶を生きている」のだと感じました。

別れは確かに訪れたけれど、ふたりの絆は心の中で静かに息づいている

それが伝わるからこそ、視聴者の中にも深い余韻が残ったのではないでしょうか。

今田美桜さんと中島歩さん、それぞれの演技がひとつの空気を作って、

あの“静かで、でも確かな愛情”を表現してくれたことに

ただただ感謝したくなるような回でした。

まとめ|あんぱん 今田美桜と中島歩が見せてくれた夫婦のかたち

『あんぱん』第62回「サラバ 涙」は、のぶと次郎の静かな別れを描いた回でした。

戦時下という厳しい時代の中で、ふたりが寄り添い、支え合いながら日々を過ごしてきた時間──

それは決して派手ではないけれど、確かに“愛”と呼べるものがそこにありました。

今田美桜さんが演じたのぶは、強くあろうとしながらも、感情を表に出すよりも、静かに受けとめてしまうタイプの女性。

そんな彼女が、夫・次郎を見送るとき、涙をこらえながら

次郎の手を握りしめ続けるのぶの姿に、言葉にならない想いとふたりの絆の深さがにじんでいた気がします。

この夫婦の絆の深さを改めて感じさせられました。

中島歩さん演じる次郎も、静かな眼差しや言葉少なな振る舞いを通して、

“在ることで支える”という愛の形を体現してくれました。

のぶにとって、次郎は一緒に過ごすだけで「大丈夫」と思えるような存在だったのかもしれません。

そして印象的だったのは、のぶが現像した写真を見て笑みを浮かべるシーン。

のぶが次郎さんを撮った、たった1枚のピントが合っていない写真…。

なんか込み上げてくるものがありますね。

その写真の中には、短い間に暮らした幸せの時間がフラッシュバックしたようで、

ふたりの時間をそっと抱きしめるような、やわらかな感情がにじんでいました。

その表情に、私たち視聴者も救われたような気がします。

派手な演出やわかりやすい感動とはまた違う、

“静かで深い夫婦のかたち”が描かれたこの回は、

今田美桜さんと中島歩さんだからこそ生まれた、特別な空気を持っていたように思います。

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