ドラマ『良いこと悪いこと』も最終回が間近に迫り、物語はいよいよ核心へと向かっています。
視聴者の間では「真犯人は誰なのか」「事件は本当に終わるのか」といった考察が、これまで以上に盛り上がっているのではないでしょうか。
そんな中、公式HPでは鷹里小に関する“森掲示板”が閲覧できるようになり、物語の裏側を示唆するような書き込みにも注目が集まっています。
掲示板には「北中に絡まれた」という気になる声も見られ、事件の背景にまだ語られていない真実があることを感じさせます。
ここでは掲示板の情報を手がかりに、3話で登場した遊戯王のカード、特に“ラー”に焦点を当てながら、真犯人像について考察していきます。
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良いこと悪いこと考察|真犯人は誰?鷹里小の森掲示板を徹底調査
良いこと悪いこと考察|「北中に絡まれた」という書き込みから浮かぶ違和感
公式HPで公開された鷹里小の森掲示板には、事件の背景を考えるうえで見逃せない書き込みが見られます。
その中でも特に気になるのが「北中に絡まれた」という一文です。鷹里小の出来事が校内だけで完結していなかった可能性を示す、この書き込みは、当時すでに外部からの圧力や介入があったことを想像させます。
作中では、カンタローが北中の人物に襲われ、持っていた遊戯王カードを奪われる描写も描かれています。
掲示板の書き込みとこの場面を重ねると「北中に絡まれた」という言葉が、単なる噂ではなく具体的な出来事を指しているようにも見えてきます。
一度は狙われながらも逃げ切った人物がいた一方で、最終的にカンタローが被害に遭っている点も重要です。
掲示板という形であらためて提示されたことで、北中と鷹里小、そして奪われた遊戯王カードが、ひとつの線で結ばれていくように感じられます。
特に注目したいのは、カードを奪われたあと、その行方が作中では回収されていない点です。
カンタローが取り返したのか、それとも別の誰かの手に渡ったままなのかは明らかにされていません。
この未回収の伏線こそが、北中の関与をより不気味なものにしており、後に語られる真犯人像へとつながっていく重要なポイントだと考えられます。
良いこと悪いこと考察|3話に登場した遊戯王のカードとは
3話では、遊戯王のカードが印象的な小道具として登場します。
遊戯王には「三幻神」と呼ばれる特別なカードがあり、オベリスク、オシリス(劇中ではオシリスク表記)、ラーはそれぞれ異なる役割と象徴性を持つ存在です。
作中では、ターボーがオベリスク、キングがオシリスクを持っている様子が確認できる一方で、カンタローはラーを所持していた人物として描かれています。
しかし、このラーは北中の人物に襲われた際に奪われており、その後どうなったのかは回収されていません。
ここで重要なのは、三幻神の中でも「裁き」や「生死」を象徴するラーだけが、持ち主の元を離れている点です。
力や秩序を象徴するカードは誰が持っているかが明確なのに対し、裁きを司るラーだけが行方不明のままになっている。
この不自然な配置こそが、遊戯王のカードが単なる遊びではなく、物語の構造を示す伏線として機能している理由ではないでしょうか。
さらに注目したいのは、ラーを奪った側の意図が作中で明確に語られていない点です。
偶然の暴力だったのか、それとも最初から狙われていたのか。この曖昧さが、ラーの行方と真犯人像をより不気味なものにしています。
良いこと悪いこと考察|奪われたカード“ラー”は今どこにある?
カンタローが北中の人物に襲われ、遊戯王カードのラーを奪われた場面は描かれていますが、その後ラーがどうなったのかについては、作中では明確に回収されていません。
取り返した描写もなければ、誰の手に渡ったのかも語られないままです。
この「行方不明のまま」という状態こそが、重要な伏線ではないでしょうか。
三幻神の中で、裁きや生死を象徴するラーだけが持ち主不明になっている点は、物語の展開と重ねると非常に意味深です。
実際、事件は一人で完結するものではなく、複数の人物が関与しながら連鎖的に進んでいます。
もしラーが今も誰かの手にあるとすれば、その人物は“裁く側”の立場に立っているとも考えられます。
キングが北中に一人で乗り込み、傷だらけになる描写はありますが、ラーを取り返したとは描かれていません。
つまり、ラーは依然として回収されていない存在であり、その行方が明かされていない限り、真犯人像も確定しないと言えるでしょう。
ラーを持つ人物こそが、事件の裏で裁きを下している可能性も、現時点では否定できないのです。
良いこと悪いこと考察|これは遊戯王カードゲームの連続殺人なのか?
今回の事件を時系列で振り返ると、単なる感情的な連続殺人とは言い切れない“間”が存在しています。
3話では、ターボーはガラスが降ってくる事件に巻き込まれるものの、命までは奪われず未遂で終わっています。
その後しばらくの間、ターボーが狙われる描写はなく、次に犠牲となったのはカンタローでした。
ここで初めて、「この事件は誰かが死ぬまで終わらない」と視聴者に強く印象づけられたように感じます。
さらに不可解なのは、9話でターボーが宇都見の手によって命を落としたあとです。
キングのもとへ犯行が及んだにもかかわらず、殺害には至らなかった。
この引き延ばしや順番は、偶然や迷いとして片づけるには不自然です。
しかし、これを遊戯王カードゲームの構造として捉えると、一気に腑に落ちてきます。
オベリスクを象徴するターボーは、王であるオシリスク(キング)を精神的に追い詰めるための“先に倒される駒”だったのではないか。
力を失い、守る存在を失ったあとで、王を孤立させる――それはデュエリストが盤面を崩す過程そのものです。
だからこそ、キングはすぐには殺されなかった。その順番にこそ、この事件がゲームとして設計されている可能性が見えてくるのです。
良いこと悪いこと考察|ラーを持つ者が真犯人⁉
ラーを持つ者が真犯人だと考えられる理由のひとつは、作中で「裁き」が誰の手によって行われているのかが明確にされていない点にあります。
三幻神の中で、オベリスクやオシリスクは持ち主がはっきりしている一方、裁きや生死を象徴するラーだけが奪われたまま行方不明です。
つまり、事件の中で最も重要な“裁く権限”が誰の手にあるのかが伏せられている状態だと言えるでしょう。
さらに、宇都見が犯人として確保される直前に「後は頼…」と言い残していることからも、裁きを完結させる役割が別に存在している可能性が浮かび上がります。
もし現在も誰かがラーを持っているとすれば、その人物こそが事件全体の流れを裏で制御し、最終的な裁きを下す立場にあると考えられます。
だからこそ、ラーを持つ者が真犯人であるという見方が成り立つのです。
良いこと悪いこと考察まとめ
掲示板に残された「北中に絡まれた」という書き込みを起点に、遊戯王カードの描写や事件の順番を追ってきました。
3話でターボーは未遂に終わり、その後カンタローが犠牲となったことで、事件が“死ぬまで終わらない”性質を持つことが示されます。
そして9話でターボーが殺害されながらも、キングは命を奪われなかった。
この不自然な順番は、遊戯王カードゲームの構造と重ねることで意味を持ち始めます。
オベリスクを先に倒し、オシリスクを精神的に追い詰める――その裏で裁きを司るラーが盤面を支配していると考えると、事件は偶発的な連続殺人ではなく、設計された“ゲーム”だった可能性も浮かび上がります。
最終回でラーの行方が明かされるのか、注目して見ていきたいところです。
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