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風薫る22週|小川吾郎はわが子・明を抱けず…直美への想いとは

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『風、薫る』22週では、直美が息子・明を出産する一方、小川吾郎はわが子を一度も抱けないまま亡くなってしまいます。

軍服の第2ボタンに隠されていた、小川の直美への深い想いとは何だったのでしょうか。

この記事では、22週のネタバレあらすじと小川の死因、直美に残した想いを考察します。

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風薫る22週ネタバレあらすじ

『風、薫る』22週では、直美の妊娠が分かるなか、小川に出征命令が下ります。

あらすじをネタバレありで追っていきましょう。

直美がおめでた!小川に伝えられないまま戦争へ

小川の軍服のボタンが取れかけるたび、縫い直していた直美。

裁縫が得意ではないため、何度も同じ作業をさせる小川に文句をこぼしていました。

そんな直美の体調がすぐれないことに気づいたりんは、子どもができたのではないかと尋ねます。

直美も妊娠を意識し、小川へ知らせようとしますが、戦争が始まったことで状況は一変。

軍人である小川は慌ただしい日々を送り、夫婦で落ち着いて話せる時間さえなくなってしまいます。

新しい命を授かった喜びを伝えたいのに、その機会をつかめない直美。

戦争の影が、まだ生まれていない子どもと家族の時間にも少しずつ迫っていました。

多江への偏見|捨松が看護の必要性を訴える

陸軍予備病院で働く多江から届いた手紙を読み、りんと直美は怒りを募らせます。

多江は患者の容体を確かめるために話しかけただけでも叱られ、軍人と看護婦が親しくすることを問題視されていました。

さらに、地元の新聞には看護婦と不適切な関係を持つ者がいると書かれてしまいます。

一方、捨松も結核を患った夫の連れ子を離れで療養させていることで、虐待しているかのような誤解を受けていました。

看護への理解を広める必要性を感じた捨松は、陸軍予備病院を慰問します。

そこで適切な看護は兵士の回復を支え、国の力にもつながると訴えました。

大山の妻という立場を生かした捨松の言葉により、多江はようやく看護を妨げられずに働けるようになります。

小川に出征命令|直美が伝えた「一人にしないで」

直美はようやく妊娠を小川に伝えることができました。

驚きながらも大喜びした小川は、さっそく子どもの名前を考え始めます。

しかし、直美は名前の話になると、なぜか話題をそらしてしまいました。

小川が名前を決めておきたいと改めて切り出すと、直美は胸の内に抱えていた「一人にしないでほしい」という思いを打ち明けます。

名前を考えれば、生まれてくる子どもとの未来が現実味を増す一方、小川が出征する日も意識せずにはいられなかったのでしょう。

やがて小川に出征命令が下ります。

小川は直美を抱きしめることしかできず、直美も寂しさをこらえて夫を送り出しました。

身重の直美は一人で暮らさず、出産に備えてりんたちの家へ身を寄せることになります。

直美が明を出産!陸軍予備病院には小川の姿が

小川の帰りを待つなか、直美は無事に男の子を出産し「明」と名づけました。

夫がいない寂しさを抱えながらも、一ノ瀬家の美津やりんに支えられ、慣れない育児に向き合っていきます。

そのころ、陸軍予備病院には負傷した兵士が次々と運び込まれていました。

多江が看護を担当することになった患者の中には、脚を骨折した小川の姿もありました。

直美が明を育てながら夫の帰りを待っている一方で、小川は家族のもとへ戻れないまま病院で治療を受けていたのです。

戦地で命を落とさずに帰国できたため、直美と明に会える日は近いようにも思われました。

しかし、小川の身体は骨折だけでは済まない深刻な状態に陥っていました。

22週ラスト|小川の死と第2ボタンに隠された真実

戦争が終わったにもかかわらず、直美のもとへ届いたのは小川の帰還ではなく、訃報と遺品の軍服でした。

小川は骨折に加えて脚気が末期まで進み、陸軍予備病院で亡くなったのです。

軍服を見ると、第2ボタンがいつものように外れていました。

多江は、小川が直美のことを「厳しいけれど優しく、寂しがりのお母さん」と話し、明に会いたがっていたことを伝えます。

さらに小川は、裁縫が苦手な直美が文句を言いながら一生懸命ボタンを縫う姿が好きで、わざと引っ張っていたことも明かしていました。

多江から託された第2ボタンを手にした直美は、小川と暮らした家で、こらえていた悲しみを一気にあふれさせます。

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風薫る22週|小川吾郎はなぜ亡くなったのか

『風、薫る』22週で小川吾郎が亡くなった直接の原因は、戦地で負った骨折ではなく、末期まで悪化していた脚気でした。

脚気はビタミンB1の不足によって起こり、進行すると心臓や神経にも深刻な影響を及ぼします。

戦地では十分な栄養を取ることが難しく、小川も異変を抱えながら軍人としての役目を果たしていたのでしょう。

陸軍予備病院へ来た翌日には、直美や明に手紙を書きたくてもペンを握れないほど弱っていました。

戦争を生き延び、骨折も治療できるはずだった小川が、家族の待つ家へ戻れなかったのはあまりにも残酷です。

戦争が終わっても救えなかった命を通して、戦地で兵士を苦しめたのは負傷だけではなかったことが伝わってきます。

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風薫る22週|小川が直美に残した想いとは

『風、薫る』22週で小川が直美に残したのは、言葉にすることができなかった夫婦の愛情だったのではないでしょうか。

軍服のボタンが取れかけるたび、直美は文句を言いながらも縫い直していました。

小川がわざとボタンを引っ張っていたのは、裁縫が苦手でも自分のために針を持つ直美の姿がうれしかったからです。

二人にとって第2ボタンは、何げない日常の中で愛情を確かめ合うものになっていたのでしょう。

小川は明を一度も抱けませんでしたが、直美から聞いた話だけで、我が子と妻が暮らす未来を思い浮かべていました。

多江から渡されたボタンには、直美への感謝と、家族のもとへ帰りたかった小川の無念が込められていたように感じます。

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風薫る22週の見どころ|第2ボタンで明かされた夫婦の愛

『風、薫る』22週で最も胸に残ったのは、第2ボタンを通して小川の本心が明かされたところです。

直美にとって、取れかけたボタンを縫うのは面倒な日常の一つでした。

それが小川の死後、夫が自分の姿を愛おしく思っていた証しへと変わります。

これまで何度も登場したボタンが、最後に夫婦の愛を伝えるものになるとは思いませんでした。

明るく振る舞いながら直美と明に会いたいと語った小川と、その言葉を聞いて初めて思い切り泣いた直美。

二人が直接別れを交わせなかったからこそ、多江が届けた第2ボタンに込められた想いが、より切なく胸に響きました。

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風薫る22週まとめ

『風、薫る』22週では、直美が明を出産する一方、小川はわが子を抱くことなく脚気で亡くなりました。

取れかけた第2ボタンに隠されていた夫婦の愛情と、小川が直美と明に会えないまま力尽きた結末が、切なく胸に残る1週間でした。

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