『再会』6話での南良の推論によれば、清原巡査長は強盗犯・大島を発見した際、まず威嚇射撃を行い、その後に再度発砲した可能性があるという。
しかしその直後に大島から撃ち返され、心臓を撃たれて絶命したとすれば、発砲は極めて短時間に集中するはずである。
ところが証言では、銃声は段階的に、しかも間を置いて響いている。
最初の一発、続く二発、分かれ道での一発、そして最後の一発――合計五発という回数は、単純な相撃ちだけでは説明がつかない。
特に重要なのは、巡査長が撃たれた後にも銃声が聞こえている点だ。もしその時点で巡査長が戦闘不能であったなら、残る発砲は誰によるものなのかという疑問が浮かび上がる。
五発という事実を冷静に整理すると、現場では少なくとも複数の主体による発砲があった可能性が高い。
相撃ちという説明は一部を補強するが、五発すべてを合理的に説明する理屈にはなりきれていない。
再会ドラマ考察|最後の一発は誰が撃ったのか
『再会』6話での証言を整理すると、問題となるのは“最後の一発”である。圭介の証言では、直人を探している最中にもう一発の銃声が響き、それが最後だったという。
この時点で清原巡査長はすでに撃たれていた可能性が高く、強盗犯・大島も応戦していた状況と考えられる。
しかし、巡査長が致命傷を負っていたとすれば、その後に発砲できる人物は限られてくる。
ここで注目すべきは淳一の動作だ。
淳一は拳銃を構えてはいたものの、ハンマーをコックする動作をせず、そのまま引き金を引いている。
そして銃口からは煙が上がっていた。
拳銃がダブルアクションであればコックせずに発砲は可能であり、技術的な不自然さはない。
しかしその動きは、冷静に照準を定めた発砲というよりも、極度の緊張状態の中で反射的に引き金を引いた印象を与える。
仮に淳一が最後の一発を撃ったとしても、それが致命弾であったとは限らない。
すでに大島が致命傷を負っていた可能性や、別の発砲があった可能性も残る。五発という数字の中で、誰がどの一発を担ったのか。
最後の一発の正体こそが、23年前の真相を解く最大の鍵となっている。
再会考察|ロジックから見える“撃てる人物”とは
『再会』6話で五発の銃声を時系列で整理すると、発砲できた人物は自然と絞られてくる。
まず清原巡査長は威嚇射撃と応戦を行った可能性が高い。
しかし致命傷を負った後に発砲を続けることは困難である。
強盗犯・大島も巡査長を撃った後、応戦していたと考えられるが、どの時点で戦闘不能になったのかは明確ではない。
そして残るのが、現場に後から到着した淳一の存在だ。
淳一は実際に拳銃を構え、引き金を引いたと告白している。
ただしその発砲が致命傷となったかどうかは別問題であり、五発すべてを淳一一人で説明することはできない。
さらに、森の上空には警察ヘリが飛来していた描写もあり、別の警察官が現場付近にいた可能性も排除できない。
重要なのは、誰か一人に全責任を集約するよりも、五発それぞれを独立して考える視点である。
巡査長、大島、そして淳一――少なくとも三者の発砲が絡み合っていた可能性が浮かび上がる。
ロジックから見えてくるのは、「撃った人物は一人とは限らない」という構図である。
再会ドラマ考察|まとめ
『再会』6話で明らかになった「五発の銃声」は、単純な相撃ちという説明だけでは収まらない事実を示している。
証言を時系列で整理すると、巡査長と強盗犯の応戦だけでは回数や間隔に矛盾が生じ、最後の一発の所在が大きな疑問として残る。
さらに、淳一がコックせずに引き金を引いた描写は、発砲の事実と致命弾の特定を切り分ける必要性を浮かび上がらせた。
五発という数字を冷静に分解すれば、少なくとも複数の主体による発砲があった可能性は否定できない。
淳一の告白は一つの真実を示したが、それがすべてを説明するわけではない。ロジックの整理は、むしろ新たな問いを生み出している。
【再会〜Silent Truth〜全話はこちら】
ドラマ『再会〜Silent Truth〜』では、各話のネタバレあらすじに加え、物語の背景や人物関係を深掘りした考察記事もあわせて更新しています。
これまでの全話記事と考察を追いながら、ドラマ全体の展開を振り返ってみてください。
👉再会 全話|沈黙の真実に迫る!ドラマあらすじ・ネタバレ・考察
【アラカンサヲリのひとこと】
『再会』6話での五発の銃声を整理してみると、「相撃ち」という言葉だけでは片付けられない違和感が残ります。
淳一が撃ったという事実と、致命弾が誰のものだったのかは別問題。
数字は嘘をつきませんが、証言は揺らぐものです。ロジックを積み上げれば積み上げるほど、単純な構図ではないことが見えてきます。
だからこそ、この事件はまだ終わっていないと感じます。
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