『シバのおきて』は、犬と人との絆をリアルに描く心温まるドラマ。
どんな時も編集部の仲間たちと柴犬たちが寄り添い、笑いと涙が交錯する時間を届けてくれます。
今回もまた、ひとつの“命の物語”が静かに幕を開けます。
犬を愛し、犬に励まされ、犬と共に歩む彼らの姿には、働くことや生きることの意味が詰まっているようです。
優しさと切なさが同居する編集部の世界を、少し覗いてみませんか?
シバのおきて5話あらすじ(ネタバレあり)
スタッフ犬2号として「シバONE」を支え続けてきたボムが病気を患う。
飼い主の三田(こがけん)だけでなく、相楽(大東駿介)をはじめ編集部のみんなが心配する。そんな中、「犬温泉の旅」特集の企画が浮上。
それは清家(片桐はいり)がボムのために温めていたものだった。
ある日、三田から「お話がある」と連絡を受けた相楽。ボムは癌だと判明し、気づけなかった自分を悔やむ三田に相楽も言葉を失う。
その後、編集部ではボムの誕生日を祝うサプライズを計画。亜衣(瀧内公美)がケーキを作り、笑顔に包まれた誕生日会は温かい時間となった。
だが間もなくボムは静かに旅立つ。
清家は「やっぱり温泉企画をしたい」と提案し、取材地は彼女の実家へ。
撮影中、カメラを構えた三田はボムの写真に“やれよ”と背中を押されるように再び立ち上がる。
完成したシバONE8号はボムへの愛で満たされた追悼号となり、相楽は空に向かって「本日限りで地上任務を解放、天上任務を命ず」と静かに語りかけた。
シバのおきて|ボムが残した“前を向く力”と命のリレー
第5話は、これまでのどの回よりも「命」と真正面から向き合うエピソードでした。
ボムの存在は、編集部にとって“マスコット”以上の意味を持ち、働く原動力であり、家族のような存在。
そのボムが病に倒れたことで、仲間たちは仕事の意味と向き合うことになります。
三田は「悲しみよりも感謝を」と気持ちを切り替えようとし、清家は自身の過去と重ね合わせながら温泉企画を提案。
そこには、失ってもなお“つなぐ”という願いが込められていました。
ボムが最後まで編集部を見守り、再び三田にカメラを握らせた瞬間、命のバトンは確かに受け継がれたのです。
相楽が「地上任務を解放、天上任務を命ず」と語ったラストは、別れの悲しみを超え、ボムがこれからも彼らの心に生き続けることを象徴していました。
静かで温かく、まさに“シバONE”らしい余韻を残した一話でした。
シバONE追悼企画|ボムがつないだ編集部の絆
ボムお誕生会|笑顔と涙が交差した特別な日
ボムの誕生日を祝うために、編集部が総出で準備したお誕生会。
相楽(大東駿介)の妻・亜衣(瀧内公美)が手作りしたケーキを囲み、みんなの笑顔があふれる。
おめかしをしたボムが登場すると、スタジオは一瞬で優しい空気に包まれた。
歌が流れる中、ケーキを待ちきれず食べてしまうボムに笑いが起こり、その姿に涙をこらえきれない仲間たち。
飾られた写真や思い出話に花が咲き、ボムは編集部の中心で輝き続けていた。
短い時間の中に、犬と人との深い絆が確かに息づいていた。
犬温泉の旅|清家が動かした“癒しの企画”
ボムの死後、清家(片桐はいり)は「やっぱり温泉企画をやりたい」と相楽に提案した。
取材地は清家の実家で、かつて彼女が愛犬を亡くした記憶が残る場所。
編集部のメンバーは、ボムの写真を手に温泉地へ向かい、“一緒に旅する”気持ちで取材を進めた。
撮影の終盤、三田(こがけん)はボムの写真を胸に抱き、そっとカメラの前に立つ。
そこには、亡き相棒と再び並んで笑う三田の姿があった。
誌面には、三田とボムの“伊礼写真”が穏やかな笑顔で掲載され、ページをめくるたびに涙と温もりが広がった。
追悼号の誌面|ボムの“笑顔”が教えてくれたこと
完成したシバONE8号は、ボムへの感謝と愛で満たされた追悼号に。
再びカメラを手にした三田の姿は、まるでボムの「やれよ」という声に背中を押されたかのよう。
誌面にはボムの笑顔や仲間たちの想いが溢れ、読者の胸にも温かい光を残した。
最後に相楽(大東駿介)は空を見上げ「地上任務を解放、天上任務を命ず」と静かに語りかける。
その言葉は、ボムがこれからも編集部を見守り続けるという“希望の宣言”でもあった。
まとめ|ボムが残した“生きること”の意味
第5話は、別れの悲しみを描きながらも“生きる意味”を静かに問いかけた回でした。
編集部にとってボムは、ただのスタッフ犬ではなく、日々を明るく照らす仲間であり支えでした。
だからこそ、彼の不在を受け入れることは容易ではありませんでした。
しかし、清家の「温泉企画をやりたい」という言葉がきっかけで、みんなの心が再び前を向く。
三田がボムの写真を抱えて写った伊礼写真は、編集部の全員が一歩を踏み出す象徴となりました。
ボムはもう姿こそ見えなくても、その存在は確かに残っている。
相楽が空に向かって告げた「天上任務を命ず」という言葉には、ボムへの感謝と信頼、そして“これからも一緒に歩む”という約束が込められていました。
悲しみを越えて絆が強く結ばれた第5話は、まさに“シバのおきて”が伝える優しさそのものでした。
『シバのおきて』は回を追うごとに、犬と人との絆の深さを優しく描いています。
今回の第5話では、ボムが残した想いが編集部をつなぎ、新たな一歩を踏み出す姿が印象的でした。
第1話からのあらすじ・感想・考察はこちらでまとめています👇
シバのおきて全話まとめ|犬バカ編集部の涙と感動!キャスト編集部情報
アラカンサヲリのひとこと
第5話は涙、涙の回でした。三田にとってボムは、まさに良き相棒であり、家族そのものでした。その言葉は痛いほど気持ちがわかります。
動物とはいえ、一緒に過ごす時間の中には確かな絆があり、犬もまた飼い主の心を読み取り寄り添ってくれる存在です。
そんな関係は切っても切れない糸でつながれているのだと思います。
そして、その絆は編集部の仲間や、彼らを囲む犬たちの間にも確かに息づいていました。
お誕生日会はかけがえのない思い出となり、温泉旅行は天国のボムにも届いていることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>


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