『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第5話では、物語が大きく動き出しました。
これまでDICTが追ってきたサイバー犯罪の裏で、沢口靖子さん演じる二宮奈美が突如姿を消し、チームはかつてない危機に直面します。
一方、桐谷総理の娘・カナ(白本彩奈)にも不穏な影が──。
二人に同時に起きた“誘拐と監禁”という出来事は、偶然なのか、それとも見えない何かに操られているのか。
互いに交わらぬようでいて、どこかで一本の線につながっていく――そんな予感を残した第5話。
この記事では、その“二つの行方”を丁寧に追っていきます。
絶対零度5話あらすじ(ネタバレあり)
内閣肝いりのDICTがサイバー攻撃の調査を進める中、沢口靖子さん演じる二宮奈美の姿が忽然と消えます。
SNSには「DICTの一員が自らの安全も守れない」という挑発的な声明と、拘束された奈美の写真が拡散。
チームは彼女の安否を案じながら、同時に都内で起きた一斉停電との関連を探り始めます。
発信元が特定できず、捜査は混乱を極めるなか、かつて奈美に逮捕された男・駒場宏伸(和田聰宏)の存在が浮上。
地下に監禁された奈美は、彼の中に妹を失った痛みと“歪んだ正義”を感じ取り、冷静に対話を試みます。
DICTが犯人の足取りを追う一方で、桐谷総理の娘・カナ(白本彩奈)にも謎の人物が接近し、危険な誘いをかける。
奈美救出とカナの行方、二つの動きが交錯する中、奈美は命を懸けた機転で外部に信号を送り、仲間が駆けつける。
やがて犯人の背後に“国家を揺るがす存在”の影が見え始めるのでした。
さらに、奈美が最後に告げた「これは序章に過ぎない」という一言が、DICTに新たな戦いの幕開けを予感させます。
絶対零度考察①|沢口靖子“二宮奈美”誘拐が映す“正義の崩壊”
今回の「絶対零度」第5話で描かれた奈美の誘拐は、ただの事件ではなかったように思います。
沢口靖子さんが演じる二宮奈美という存在は、これまでDICTの「良心」そのものでしたよね。
どんな状況でも冷静で、感情に流されず正義を貫く姿勢が印象的。
けれど、そんな彼女が拉致され拘束される展開は、まるで“正義が試されている”ようにも見えました。
犯人・駒場は「代理ミュンヒハウゼン症候群」という、他人を傷つけることで自分の存在を確認する歪んだ心理を抱えていました。
奈美はその狂気を前にしても怒りをぶつけず、冷静に対話を選びます。
彼女の正義は、相手を排除することではなく「理解しようとすること」だったのかもしれません。
しかし同時に、彼女の理性と信念が“人間としての危うさ”をも感じさせました。
自分を犠牲にしてでも他者を救おうとする姿は、DICTというシステムの縮図にも見える。
正義を守るために個人が壊れていく――それが今回の「正義の崩壊」なのではないでしょうか。
奈美の表情の裏に「自分が守ろうとしたものは本当に正しかったのか」という迷いが少しだけ見えた気がします。
この誘拐事件は、彼女の信念を揺さぶるきっかけであり、DICTが抱える“倫理のひずみ”を映す鏡のようにも思えました。
奈美を演じた沢口靖子さんの演技には、長年女優として積み重ねてきた深みを感じます。
彼女の魅力については、沢口靖子さんの若い頃の記事はこちら でも詳しく紹介しています。
絶対零度考察②|白本彩奈“カナ”監禁の裏に潜む“もう一つの罠”
「絶対零度」第5話では、桐谷総理の娘・カナ(白本彩奈)がSNSで知り合ったスコット(樋口幸平)の誘いを信じ、異国の地へ向かう場面が印象的でした。
彼女がたどり着いた先は、自由や夢とは程遠い、特殊詐欺の拠点。
スマホ一つで世界とつながれる時代に、信じたい心が悪意に利用されるという、現実でも起こり得る怖さを見せつけられた気がします。
カナはただの被害者ではなく、“権力者の娘”という立場を通して、SNS社会の脆さを象徴しているようにも見えました。
情報は誰にでも届くけれど、真実には簡単にたどり着けない。
スコットの優しさも、言葉も、全てが仕組まれた嘘だったと知った瞬間の彼女の表情は、まるで“信頼の崩壊”を映しているようでした。
この出来事が奈美の誘拐と同時に起きたことも、偶然ではないはず。
DICTが追う「情報犯罪」と、カナが巻き込まれた「人を操作する詐欺」
そのどちらにも、“見えない組織”の影がある。
純粋さが罠になる時代に、誰を信じればいいのか――その問いが静かに突きつけられた一話でした。
白本彩奈さんの演技には、10代ならではの繊細さと意志の強さを感じます。
そんな彼女が実際にどんな夢を持ち、どんな分野を学びたいと語っているのか――白本彩奈さんの大学に関する記事はこちら をご覧ください。
まとめ|“二つの行方”が導くDICTの次なる戦い
「絶対零度」第5話で描かれた奈美とカナの“二つの囚われ”は、単なる事件ではなく、社会そのものを映す鏡のようでした。
正義を貫く奈美でさえ、組織の枠に縛られ動けなくなる。
自由を求めたカナもまた、SNSという見えない網に絡め取られる。
どちらの行方にも、「誰かに操作されている現実」が静かに潜んでいる気がします。
そして次回、第6話で浮かび上がるのは「宗教法人ルミナス会」。
人々の不安を巧みに利用し、“信じたい心”を金と支配に変える恐ろしい構図です。
DICTが追ってきた情報犯罪の裏には、信仰をも利用する巨大な意志が存在するのかもしれません。
奈美が語った「これは序章にすぎない」という言葉が、今になって重く響きます。
正義・信頼・信仰――この3つを揺さぶる連鎖が、次の闘いの幕を開けようとしています。
DICTは果たして、この“目に見えない支配”の正体を突き止められるのか。
第1話から第5話まで、DICTの動きはすべて“つながっている”ようにも感じます。
まだ見えていない真実が、この先どう明らかになるのか——気になる方はぜひ全話まとめ記事からご覧ください。
アラカンサヲリのひとこと
今回は本当にハラハラする内容でしたね。
でもこのドラマ、単なるフィクションではなく、まさに“今の社会問題”を象徴しているように感じます。
闇バイトや、SNSを通じて海外の闇拠点に巻き込まれる事件など、現実でも起きている怖さが描かれていました。
だからこそ、私たち自身も常に警戒し、自分を守る意識を持たなければならないと強く思います。
こうした悲しい事件が一日でも早くなくなり、誰もが安心して笑顔で暮らせる日が来ますように。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました<(_ _)>


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