『風、薫る』23週では、寛太が派出看護会を営み、そこには元女郎のセツが働いていました。
この記事では、23週のネタバレあらすじとともに、寛太が派出看護を始めた理由や、セツが働いていた背景を考察します。
風薫る23週ネタバレあらすじ
『風、薫る』23週では、派出看護の悪評が広がるなか、寛太が営む看護婦会で元女郎のセツが働いていることが分かります。
あらすじをネタバレありで追っていきましょう。
小川の死を乗り越える直美!虎太郎が戦地から帰還
小川を戦争で失った直美は、悲しみを抱えながらも、息子・明を育てて看護婦の仕事を続けていました。
平蔵の看護に向かった際、夫について尋ねられると、直美はすぐに答えることができません。
事情を察した平蔵は、互いに心が軽くなる楽しみを見つけようと直美を励ましました。
そんななか、戦地から帰還した虎太郎がりんを訪ねます。
無事を喜ぶりんでしたが、虎太郎の心には深い傷が残されていました。
多くの兵士が命を落とすなか、なぜ自分だけが生きて帰ったのかと苦しんでいたのです。
りんは答えを押しつけず、昔と変わらない優しさで虎太郎を受け止めました。
環が成長し明治32年へ!美津が家族に見守られ永眠
戦争をきっかけに看護婦の存在が世間に知られるようになったことを、捨松は複雑な思いで受け止めていました。
その言葉を聞いたりんと直美は、これからの看護婦を自分たちが支えていくと決意します。
やがて環が女学校へ入学し、美津は仕事と子育てを両立してきたりんをねぎらいました。
それから月日が流れ、時代は明治32年へ。環は女学校の最上級生となり、直美の息子・明も元気いっぱいに成長していました。
一方、美津は家族に見守られながら静かに生涯を終えます。
環の成長は喜ばしい反面、いつも家族を支えてきた美津との別れは寂しく感じました。
新たな世代が育つなかで、一つの時代が静かに過ぎていったことを感じさせる場面でした。
派出看護に悪評!寛太が悪質な看護婦会を営んでいた
恵風看護婦会には派出看護の依頼が増え、りんが新聞の取材を受けるほど仕事は順調に進んでいました。
しかし、佳枝から別の看護婦会が強引な勧誘をしていると聞かされます。
さらに、派出看護の評判が悪いことを理由に、家族から依頼を取り消される事態まで起きました。
悪質な看護婦会の噂を知ったしのぶは、派出看護の始まりに関わった者として見過ごすことができず、りんと直美に知らせます。
三人が実態を確かめに向かうと、そこで看護婦会を営んでいたのは寛太でした。
寛太は派出看護を金儲けの手段としか考えておらず、反省する様子もありません。
直美は内務省衛生局の柳生に取締りを求めますが、柳生もすでに問題を把握し、独自に調査を始めていました。
元女郎・セツと再会!無資格で患者の看護を任される
寛太の看護婦会では、資格を持たない女性たちが患者のもとへ派遣されていました。
その実態を確かめるため、りんと直美が再び訪ねると、そこで働いていたのは、かつて二人が看護した元女郎のセツでした。
セツは病を治したあとに女郎を辞めることができましたが、読み書きができず、身寄りもない女性が一人で暮らしていくのは簡単ではありません。
仕事を見つけられず、再び女郎に戻ろうとしていたところを寛太に雇われたのです。
セツにとっては生きていくための仕事でしたが、看護の知識を持たないまま患者を任されることには大きな危険がありました。
セツとの思わぬ再会から、悪質な看護婦会だけでなく、学ぶ機会を得られなかった女性が自立する難しさも見えてきました。
セツが恵風看護婦会へ!読み書きを学び新たな一歩
りんがセツのもとを訪ねていたとき、担当していた患者が突然倒れたとの知らせが入ります。
その場にいたりんが応急処置を行い、熱中症による脱水症状だった患者は無事に回復しました。
りんの的確な対応を目の当たりにしたセツは、人の命を預かる看護の怖さを初めて実感します。
りんと直美は、セツに看護婦ではない仕事を恵風看護婦会でしないかと誘いました。
しかし、読み書きのできない自分に務まる仕事があるのかと、セツは一歩を踏み出せません。
そんなセツの背中を押したのは、意外にもしのぶでした。
寛太は一人を救ったところで何も変わらないと直美に突きつけますが、直美は目の前の人から少しずつ助けていく道を選びます。
こうしてセツは恵風看護婦会で働き始め、文字も一つずつ覚えていきました。
風薫る23週|寛太はなぜ派出看護会を始めたのか
『風、薫る』23週で寛太が派出看護会を始めた理由は、看護婦の需要が高まり、金になる仕事だと目をつけたからでした。
戦争をきっかけに看護婦の存在が広く知られ、患者の家へ出向く派出看護も必要とされるようになりました。
一方で、看護婦会を取り締まる仕組みはまだ整っておらず、資格を持たない女性でも働かせることができたのです。
寛太は、読み書きができず仕事を選べないセツたちを安く雇い、看護の質より利益を優先していたと考えられます。
働く場所を与えたようにも見えますが、知識を教えず患者を任せるのは、女性と患者の双方を危険にさらす行為です。
りんと直美にとって、寛太の商売は派出看護全体の信用を壊しかねないものでした。
風薫る23週|元女郎・セツはなぜ寛太のもとで働いていた?
『風、薫る』23週で元女郎のセツが寛太のもとで働いていたのは、ほかに生活できる仕事を見つけられなかったからです。
セツは、りんと直美の看護によって病を治し、女郎から抜け出すことができました。
しかし、読み書きができず、頼れる人もいない女性が一人で生きていくには厳しい時代でした。
再び女郎に戻ろうとしていたセツにとって、寛太の誘いは、新しい人生を歩める数少ない機会に見えたのでしょう。
看護の知識がないまま患者を任される危険性よりも、まずは生きるための収入が必要だったのだと思います。
セツの選択を責めることはできません。
寛太の看護婦会で働く姿からは、女郎を辞めるだけでは人生を立て直せない現実と、女性が学び直して自立できる場所の必要性が見えてきました。
風薫る23週の見どころ|懐かしいキャスト陣が続々再登場
『風、薫る』23週の見どころは、これまで物語を彩ってきた懐かしいキャスト陣が次々と再登場したことです。
戦地から帰還した虎太郎役の小林虎之介さんをはじめ、捨松役の多部未華子さん、しのぶ役の木越明さん、柳生役の中村倫也さんが再び姿を見せました。
さらに、寛太役の藤原季節さんとセツ役の村上穂乃佳さんも再登場。
寛太は悪質な派出看護会の経営者、セツはそこで働く女性として、思いがけない形でりんたちと再会します。
一方、美津役の水野美紀さんとの別れも描かれました。
そして週の最後には、しばらく姿を見せていなかったシマケンも登場。
物語の終盤に向けて懐かしい人物たちが集まり始め、シマケンとりんの今後も気になる展開となりました。
風薫る23週まとめ
『風、薫る』23週では、寛太の悪質な派出看護会で働いていたセツが、りんたちのもとで新たな一歩を踏み出しました。
懐かしい人物が次々と再登場し、最後にはシマケンも姿を見せます。りんとの今後が気になりますね。
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