追跡のスリルと、”分析”の緊張感が同居する——。
テレビ朝日系ドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」第2話では、
相葉雅紀演じる名波凛太郎が本格的に現場支援の中核を担い、
その鮮やかな手腕が光るエピソードとなった。
舞台となるのは、複数の防犯カメラを駆使して都内の指名手配犯を追い詰める、
まさに“座って戦う”戦士たちの戦場。SSBC(捜査支援分析センター)という架空の部署ながら、
どこか現実味を帯びたそのシステムと緻密な捜査オペレーションは、視聴者を一気に引き込んだ。
とりわけ今回注目すべきは、
星野がいかにして犯人の居場所を割り出し、現場にいる突入班とどんな連携を取ったのか。
そのすべてが、モニター越しに繰り広げられる映像サスペンスとして描かれ、彼の“分析力”と“判断力”が試される緊迫の30分だった。
また、単なる映像解析にとどまらず、過去データをもとにしたプロファイリングや、捜査チームへの即時指示といった、
SSBCの多層的な機能も随所に登場。
これは単なる刑事ドラマじゃない——そう思わせるだけの”裏方のドラマ”が確かにそこにあった。
この記事では、第2話のあらすじをネタバレありで振り返りながら、
名波凛太郎(相葉雅紀)の真のミッションとは何だったのかを徹底解剖。
さらに、SSBCの凄すぎる“裏方ワザ”や、第3話の注目ポイント
、SNSでの反応などもまとめてお届けする。見る前より、もっと「大追跡」が面白くなるはずだ。
第2話あらすじダイジェスト(ネタバレ注意)
第2話では、都内に設置された200台の防犯カメラ映像の中から、大森南朋演じる伊垣が“錦糸町”の画面に映る指名手配犯・荒川泰三を発見。
この荒川、過去に霞が関で爆発事件を起こしたテロ容疑者ということで、まさに“現れたら即ヤバい”人物。
SSBCメンバーは一気に緊張モードに突入し、名波凛太郎(相葉雅紀)らはリアルタイム追跡体制へ。
その後、名波(相葉雅紀)と伊垣(大森南朋)は、タクシー運転手からのドラレコ映像を頼りに、荒川が入っていったマンションを特定。
しかし、荒川はリュックに「爆弾がある」と言い放ってバイクで逃走。
まさかの人質立てこもり事件に発展!
しかも「職質して逃げられたってどういうこと!?」と捜査一課の遥(松下奈緒)らが怒り心頭になるなか、現場の空気は最悪ムード…。
一方で事件は新たな局面へ。
逃走直後、荒川の部屋から現れた女性・星野ゆかり(伊藤歩)の存在が明らかに。部屋には思想系の本や爆弾製造の痕跡があり、
どうやら彼女も一枚噛んでいる?SSBCはこの“もうひとりのキーパーソン”を追い始めるのだが、捜査一課との温度差が浮き彫りになっていく。
立てこもり現場の膠着状態、独自に追跡を始めるSSBC、そして謎の女・ゆかりの存在…一瞬たりとも見逃せない、怒涛の展開が続く30分だった。
SSBCの裏方に現れた“異端のヒーロー”名波凛太郎(相葉雅紀)とは?
SSBC強行犯係で機動分析を担当する名波凛太郎(相葉雅紀)は、見た目の穏やかさとは裏腹に、かなりの異色キャラでもある。
もともとは都内の名門大学を卒業後、外資系証券会社でキャリアを築いていたが、40歳を前に人生の再設計を図り、警察官への転職を決意。
警察庁が新設した「国公務員特別総合職枠」の採用試験に合格し、キャリア組として警視庁に入庁するという異例の経歴を持っている。
ただの秀才かと思いきや、数字に強いだけでなく、現場感覚を持ち合わせた柔軟な判断力とコミュニケーション力も兼備。
SSBCでデジタル捜査の中核を担う一方で、事件への没入度の高さや、時に前のめりな行動で周囲を振り回すことも。
いわば“頭脳派の熱血タイプ”とも言える存在だ。
彼の背景には、警察庁長官経験者で現在は閣僚を務める伯父の存在もあるが、それを表に出すことなく、自らの意思で突き進む姿勢が光る。
独身でプライベートにはあまり触れられていないが、ストイックなまでに仕事に没頭する姿勢が、視聴者の心をつかんでいる。
今後、彼の“異端”ぶりがSSBC内でどう受け入れられていくのか。
そして、どんな局面でそのユニークな判断が活かされていくのか、注目が集まりそうだ。
名波凛太郎(相葉雅紀)の目的とは?
SSBC所属の名波凛太郎(相葉雅紀)は、現場に出ない“分析官”という立場でありながら、犯人の動きを見逃さず突入チームに情報を即座に送るなど、モニター室から事件を動かすキーマンとして描かれている。
第2話では、防犯カメラに映った荒川泰三の姿をいち早く見抜き、鋭鋒町の位置情報を本部に共有。
現場の突入部隊に対して、建物のレイアウトや逃走経路、人質の位置などもリアルタイムで伝え、逮捕へ向けて大きなサポートを果たしていた。
ただ、それだけでは終わらないのが名波の面白さ。
実は彼、官房長官の甥という異色の経歴の持ち主。
その立場を利用し、SSBCの「裏方であるべき」従来の在り方に疑問を投げかける存在でもある。
「現場は任せろ」ではなく、「犯人が目の前にいるなら自分が突入する」という信念を持ち、既存の警察機構を揺るがす可能性すら秘めている。
とはいえ、そんな意気込みが裏目に出てしまう場面も。
今回も声をかけるタイミングを見誤り、
荒川に逃走と立てこもりを許してしまうという“ちょっとまぬけ”な一面が露呈。
優秀だが不器用、理論派だけど行動派、そして少しズレている——
このギャップが名波の魅力であり、今後物語の中心になっていくのでは?と予感させる回となった。
SSBC強行犯係の捜査支援機能を解説
第2話で光ったのは、SSBCの“分析力”と“情報の網羅性”。
今回でその認識はガラリと変わったかもしれない。
犯人・荒川泰三の追跡において、SSBC強行犯係はただ映像を見守るだけでなく、犯人の動き・過去の犯行手口・建物の構造や出入りのパターンまで、多角的に分析しながら現場をナビゲート。
文字通り“現場を動かす頭脳”としての存在感を見せつけた。
なかでも驚かされたのが、“自転車”から犯人の交際相手・星野ゆかりの居場所を割り出していく流れだ。
SSBCは、彼女が乗っていた自転車の種類、へこんでいたサドルの形状、タイヤの色やパーツの細かな劣化具合まで、防犯カメラ映像を解析し、それに該当する自転車を次々と絞り込んでいく。
しかも、その自転車に“爆弾が積まれている可能性がある”という想定まで立てていたから、まさに分析と推測の合わせ技。
一歩間違えれば人命にも関わる状況で、冷静に捜査というより科学捜査の域。
人の目や勘だけでは到底たどり着けない場所に、SSBCの分析ネットワークが光る。
さらに、顔認証やSNSの行動履歴、スマートフォンの位置情報まで活用できるSSBCのシステムは、これから先の事件においても重要な局面で活躍しそうな気配。
モニター室からでも、現場を動かす。
SSBCは、ただのサポート部門じゃなく「もう一つの最前線」として、今後ますます物語の軸になっていくこと間違いなしだ。
次回第3話の予想と視聴者反応まとめ
第2話の放送後、SNSでは「ゆかりが何者なのか気になる」「名波の“突っ込みすぎ”がクセになる」といった声も散見され、登場人物たちへの関心がじわじわと高まっているようです。
特に、ゆかりの部屋に残されていた爆弾の痕跡や思想系の書籍に触れ「ただの協力者には見えないかも…?」といった考察を投稿する視聴者もいたようだ。
彼女の静かな態度や表情の変化に、何か裏があるのではと想像を巡らせた人も少なくない。
また、名波(相葉雅紀)の行動については
「一生懸命なのが伝わってくる」「ちょっと不器用だけどそこが魅力」といった感想も見られた。
まだ経験の浅さが垣間見える場面もあったが、そのぶん彼の今後の成長に期待したいという声も散見された。
第3話の予告では、事件の背後に広がる新たな動きや、チームの中に少しずつ生まれていく“違和感”のようなものを感じ取ったという投稿もあった。
情報の扱いや信頼関係をめぐる描写が、さらに深まっていくのではないかと予想する視聴者も。
次回、どんな展開が待ち受けているのか。
静かに揺れはじめたSSBCの中で、名波は何を選び、どんな一手を打つのか──。
続きが気になって仕方がない。
新たな真実が明かされるのか、それともさらなる謎が深まるのか。
次回の放送も見逃せないしちょっと前向きな思考でのやり取りがなんか新鮮に感じます。
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