ドラマ「明日はもっといい日になる」9話が放送されました。
今回は、13歳の少女・しゅうか(柊果)が児童相談所に現れ、「私を保護してください」と涙ながらに訴える場面から物語が始まります。
両親からの虐待を口にする彼女には目立った傷はなく、その言葉の奥に隠された本当の気持ちが何なのか、児童相談所の職員の心を揺さぶりながら物語が展開していきました。
しゅうかが抱えていたのは、歩行障がいのある姉・菫玲への想いと、自分も同じように見てほしいという切実な願い。
大好きな姉を支えたい気持ちと、自分を見てほしい気持ち。
その狭間で揺れる少女の本音があらわになったとき、同じように「自分も見てほしい」と感じたことのある人は少なくなく、共感した視聴者も多かったのではないでしょうか。
さらに物語の中盤では、保育士の芽衣(莉子)が妊娠を打ち明けるシーンも描かれました。
親になることへの不安や迷いに寄り添うやり取りは、キャスト陣の温かな演技によってリアルに伝わってきます。
特に、子役の畠桜子さんが演じるしゅうかの涙のシーンは圧巻で、SNSでも「ちゃんと言葉にできてよかった」「姉妹の関係に涙した」といった感想が次々と寄せられているようです。
この記事では、第9話のネタバレを含むあらすじの要点を振り返りながら、登場人物の心理や関係の変化、視聴者の反応、そして次回への注目ポイントをまとめていきます。
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記事はこちら👉明日はもっといい日になる|ドラマキャスト一覧とあらすじ・ネタバレ全話まとめ
明日はもっといい日になる9話あらすじネタバレ
第9話は、13歳の少女・しゅうか(柊果)が「私を保護してください」と児童相談所に駆け込む衝撃のシーンから始まります。
虐待を訴える一方で、体に傷はなく、彼女の言葉の真意を探る展開に。姉の菫玲が障がいを抱え“きょうだい児”として暮らす妹の苦悩、そして「自分も見てほしい」という切実な思いが浮かび上がっていきます。
さらに、保育士の芽衣が妊娠を打ち明けるエピソードも重なり、家族や命に向き合う姿が描かれました。
この記事では、第9話のネタバレを含むあらすじを振り返りつつ、キャストの熱演やSNSでの感想も紹介していきます。
明日はもっといい日になる9話|しゅうかが児相に駆け込む
13歳の少女・しゅうかが震える声で「私を保護してください」と児童相談所へ助けを求めてきました。
担当するのは翼(福原遥)と蔵田(林遣都)。
両親からの虐待を訴えるものの、彼女の身体には傷一つなく、すぐに危険な状況ではありません。
しかし所長の桜木(勝村政信)は、安全を最優先に一時保護を決定します。
しゅうかの両親である桜(西原亜希)と治(金子岳憲)は虐待を強く否定、面会を求めますが、蔵田は「今の段階では会わせられない」と説明。
母の桜は途中で病院へ行く予定があると言い残し、父の治を残してその場を去ってしまいます。
この少し不自然な行動に、視聴者としても違和感を感じる人も多かったのではないでしょうか。
心理テストを行っても、しゅうかの心に深い恐怖やおびえは見られず、蔵田は彼女の話に疑問を覚えます。
虐待の事実があるのか、それとも別の理由で助けを求めているのか――。
翼と蔵田は、改めてしゅうかの言葉の裏に隠された想いを探ろうとするのでした。
この序盤の流れは、ただの“虐待通報”という単純な事件に収まらないことを示唆しており、第9話の大きなテーマである「家族のすれ違い」と「心からの本音」へと繋がっていきます。
明日はもっといい日になる9話|しゅうかと姉・菫玲、“きょうだい児”の想い
翼と蔵田は、しゅうかの家庭を調べる中で、姉の菫玲(今野百々菜)が先天性の二分脊椎症を抱え、日常的にリハビリに通っていることを知ります。
菫玲の生活には常に家族の付き添いが必要で、妹であるしゅうかも当然のようにサポートしてきました。
まだ13歳の少女にとって、それは大きな責任であり、時には「自分も見てほしい」という気持ちが心の奥に積み重なっていたのです。
しゅうかは姉を大切に思っているからこそ、弱音を吐けずに我慢を重ねてきました。
一方で菫玲も、妹が無理をしているのではないかと感じており、互いに相手を思うあまり本音を隠してしまっていたのです。
この姉妹の姿は、障がいを持つ子とその家族が直面する“きょうだい児”という現実を浮き彫りにしました。
第9話は、しゅうかの視点を通して「支える側の苦しさ」と「愛するがゆえの葛藤」を丁寧に描いています。
明日はもっといい日になる9話|芽衣の妊娠と不安
物語の中盤では、保育士の芽衣(莉子)が倒れてしまう出来事が描かれます。
実は彼女は妊娠しており、その事実をまだ誰にも打ち明けられずにいました。
児相の子どもたちや様々な親を見てきた芽衣は、親になる自信が持てず「自分に子どもを育てられるのか」という不安が芽衣を支配していたのです。
その揺れる心を前に、同僚の信子(小林きな子)は「親は子どもの成長と一緒に親になっていくもの」と励ましの言葉をかけます。
このやり取りは、視聴者にも温かな余韻を残しました。
やがて芽衣は、恋人の健斗に勇気を出して妊娠を告白します。
驚くどころか、健斗は心から喜び「芽衣、ありがとう」と伝える姿を見せました。
芽衣の不安は完全に消えたわけではありませんが、その言葉によって未来への一歩を踏み出せたように感じられます。
しゅうかと菫玲の姉妹の絆とは別に「新しい命をどう迎えるのか」というもう一つのテーマが描かれ、第9話に厚みを加えていました。
明日はもっといい日になる9話|しゅうかの本音が明かされる
物語のクライマックスでは、しゅうかがついに心の底にあった本音を吐き出します。
「お姉ちゃんばっかり、ずるい」という言葉に込められていたのは、姉を大切に思う気持ちと同時に、自分も見てほしいという切実な願いでした。
幼いながらも姉を支え続けてきたしゅうかにとって、その想いを言葉にするのは大きな勇気だったのです。
一方で、菫玲も「動けない私も私だから、否定しないでほしい」と伝え、障がいを抱える自分自身を受け入れる気持ちを家族に示します。
母の桜は「ごめん」と言って娘を抱きしめ、家族全員が互いの想いを知る瞬間となりました。
涙を流しながら微笑む姉妹の姿は、ただの和解以上に「本音を共有することの大切さ」を訴えかけます。
このシーンは、第9話全体のテーマを象徴する場面でした。
家族の形はそれぞれ違っても、本音を分かち合うことで初めて生まれる絆がある――視聴者にそう強く語りかけるような結末だったのです。
明日はもっといい日になる|キャストの心理と関係の変化
第9話では、登場人物たちの心理が丁寧に描かれ、物語に深みを与えていました。
しゅうかが抱えてきた“見てほしい”という思い、姉・菫玲が自分を受け入れる強さ、そして芽衣が母になる不安を口にする場面。
それぞれのキャストが繊細な心情を表現し、家族の絆や人としての成長が浮き彫りになります。
ここからは、主要キャラクターごとの心理と関係の変化を振り返っていきます。
しゅうかの本音が明かされる
第9話で印象的だったのは、しゅうかが涙ながらに口にした「お姉ちゃんばっかり、ずるい」という言葉でした。
姉を思いやりながらも、自分も見てほしいという本音があふれ出した瞬間。
あの場面は、胸に響きましたよね。
母の桜が「ごめん」と抱きしめると、張りつめていた空気が一気にほどけ、家族の気持ちがやっとひとつになったように感じられました。
短い言葉だからこそ、しゅうかの想いが強く伝わってきたシーンでした。
菫玲と家族が向き合う想い
菫玲が語った「動けない私も私だから、否定しないでほしい」という言葉も、とても心に残りましたよね。
障がいを抱えていても、それを含めて自分だと受け止める強さ。
あの瞬間、彼女がただ守られる存在ではなく、家族に自分の気持ちを伝える立場に立っていたのが印象的でした。
母や父もその言葉に耳を傾け、少しずつ家族全員が本音を共有していく流れに胸を打たれた方も多かったのではないでしょうか。
菫玲の素直な気持ちが、家族を再びつなぎ合わせる大きなきっかけになったシーンでした。
芽衣と健斗、新しい命への一歩
芽衣が妊娠を打ち明けるシーンも忘れられませんよね。
突然倒れたことをきっかけに、自分のお腹に新しい命が宿っていることを彼女は明かしました。
親になる自信が持てず、不安を抱える芽衣の姿には共感した人も多かったのではないでしょうか。
しかも、保護施設の保育士として事情のある子どもやさまざまな親を見てきたからこそ「自分に務まるのか」という迷いが大きくなったのかもしれません。
そんな彼女に「親は子どもの成長と一緒に親になっていくもの」と声をかける信子の言葉が温かく響き、最後には健斗が「ありがとう」と抱きしめ、未来に向かって歩き出す姿が描かれました。
明日はもっといい日になる9話|SNS反応まとめ
第9話の放送後、SNSでは「涙が止まらなかった」「胸が締めつけられた」といった感想が次々と投稿されました。
特に印象的だったのは、しゅうかがついに口にした「お姉ちゃんばっかり、ずるい」という言葉。
これは単なる嫉妬ではなく、自分も見てほしいという切実な思いを代弁するものとして、多くの視聴者の共感を集めました。
「自分も子どものころ同じ気持ちを抱いていた」という体験談を添えた投稿も目立ち、この場面が幅広い世代に響いたことが伝わります。
また、「動けない私も私」と語った菫玲の言葉は、障がいを抱える本人の視点をまっすぐに届けたシーンとして話題になりました。
「家族のあり方を考えさせられた」「菫玲の言葉に救われた」という感想も多く、物語を超えて現実と重ねて受け止める声が目立ちました。
さらに、芽衣が妊娠を告白するくだりでは「保育士だからこそ不安になる気持ちがリアル」「健斗の言葉に泣いた」との反応が寄せられました。
全体を通して「切ないけれど温かい」「優しい気持ちになれた」との感想が多く、第9話はSNS上で大きな共感を呼んだエピソードだったといえます。
こうした反応が積み重なり、視聴者の心に深く残る回となったのではないでしょうか。
明日はもっといい日になる9話|次回の注目ポイント
第10話では、新たな人間関係の交錯と、蔵田に大きな影響を与える過去が描かれることになりそうです。
叶夢(千葉惣二朗)と夢乃(尾碕真花)の面会が決まり、ようやく母子の絆が取り戻されるかと思いきや、夢乃の元には元夫・小山内亮(杢代和人)が姿を現します。
夢乃を再び混乱させる存在となるのか、それとも何らかのきっかけを与えるのか――緊張感が漂う展開が待っています。
一方で、翼と蔵田のもとには虐待通告の電話が入り、現場では9歳の少年が閉じ込められ泣き叫ぶという深刻な事態に直面します。
蔵田は必死に少年を救い出しますが、その直後に思いもよらぬ人物と再会します。彼の前に現れるのは、長年距離を置いてきた実父・総一郎。
仕事と家庭、そして自分の原点に迫られる蔵田の姿は、第10話の大きな見どころとなるでしょう。
家族の本音を描いた第9話から一転して、次回は蔵田自身の過去と親子の関係に焦点が当てられます。
シリーズ全体にとっても大きな転機となるエピソードになるのではないでしょうか。
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